テディベアは世界中にコレクターがいるクマのぬいぐるみです。その名前は、テディの愛称を持つ第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトが「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として熊を撃たなかった逸話に由来します。テディベアの人気の1つは、その幅広い商品のラインナップです。世界各地にテディベアのブランドがあり、各社がオリジナル性の高いベアを制作しています。
ここでは有名なブランドをいくつか紹介していきます。まずはアメリカのブランドのガンドです。アメリカでは最もポピュラーなブランドで、アメリカの多くの家庭にはこのガント社のテディベアがあります。そのかわいらしいデザインから、子供向けのプレゼントとしての根強い人気があるのです。
次はイギリスのブランドのメリーソートです。チーキーという名前の付いたベアが人気で、クマを少しデフォルメしたような形や表情をしているのが特徴です。耳の位置も頭ではなく顔の横についており、ユニークですが可愛らしい作りになっています。初めてテディベアを作ったと言われているのがドイツのシュタイフです。
シュタイフのベアの特徴は、ボタンインイヤーとオリジナルタグが耳に付いていることにあります。このタグはレアリティ、つまりベアの希少度を表しています。この他にも高級品を専門に少数の品のみ制作するドイツのハーマン・テディも有名です。また、ティファニーやディズニーなど、専門に制作しているのではありませんが、世界的に有名な企業もベアを制作しています。